土舗装は生物多様性を守る1つの方法です。それには植物や動物といった生き物に負荷を与えない固化材を使用することが前提となります。酸化マグネシウム系固化材「ジオベスト」は、環境に配慮された環境にやさしい固化材ですが、土舗装だけでなく生き物たちとの関わりについてもご紹介していきます。
先日は、自分達でやっている「どきどき斎塾」に、大阪市立大学の神谷信夫教授にお越しいただいて、お話を伺うことができました。
地球温暖化で異常気象になり、日本だけでなく世界中で猛暑の7月が起きています。原因は二酸化炭素などの温室効果ガスが増えすぎているからと言われています。
しかし、植物が太陽光を利用して水と二酸化炭素を原料にして酸素を作り出す光合成の話を小学生の時学びましたが、この植物の働きを人工的に作る(二酸化炭素→酸素)ことができるようになれば、地球温暖化が阻止できます。
植物が光合成によって、どのくらいの酸素を作っているか想像できますか?なんと年間約2600億トンだそうです。その時、二酸化炭素を3600億トン固定しているわけですね。ちなみに地球上の酸素量は、約1200兆トンらしいです。さて何年で地球上の酸素が一巡するでしょうか?
人工光合成システムが完成すれば、暑い夏対策には一番効果がありますが、それまでは地道な対策でオリンピックを迎えるしかありませんね。
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山口県柳井市の柳井湾を臨む標高75mの向山丘陵に「柳井茶臼山古墳」があります。
全国には茶臼山古墳と呼ばれているものが幾つもあり、なぜだろうって思ったことはありませんか?これは見上げた時、前方後円墳の形が茶臼に似ていることから、このように呼ばれたといわれており、頭に地域の名前を付けて柳井茶臼山古墳と呼ばれています。
この古墳は4世紀末から5世紀の築造と言われていますから、約1500年前ということになります。
そして、古墳復元は平成2年から平成10年にかけて古墳公園として整備されています。
この柳井茶臼山古墳を有名にしたものは、直径が44.8㎝ある日本一の大鏡(鼉龍鏡)が出土したからですが、現在は平原遺跡から出土した直径46.5cmの大鏡が出土しているので大きさとしては二番目です。しかし、古墳からの発見では最大級の銅鏡です。現在の茶臼山古墳資料館にあるのはレプリカで、本物は東京国立博物館にあります。セキュリティーの問題がありますので仕方ないですが、本物が地元に展示されておれば、もっと多くの人を集めることができただろうと思います。この古墳では、埴輪以外に、鉄剣・鉄刀・刀子・勾玉・管玉など多数発見されています。
そして、注目されるのは、造営された約1500年前は、目の前が海で古柳井水道という海峡があったということです。ほかにも瀬戸内海を臨む場所にこうした古墳がありますが、これは近畿地区と九州を結ぶ交易のポイントだったことを示しています。
それでは、どのように海峡が広がっていたかを着色してみました。水色の部分は現在市街地ですが、当時は海だったわけです。この古墳は、海に臨んで航行する船に自分たちの権力の大きさを見せつけようとした意図がよくわかります。
古墳は全体が葺石で覆われています。これは法面の崩壊を防ぐためと、照り返しで石が輝く効果を期待しているからですが、ピラミッドに白く輝く化粧板を貼っていたのと同じですね。
しかし、全体が石で覆われていては、ゴツゴツした石ばかりなので歩くのもままなりません。墳頂部は土でも良かったのではないでしょうか?現在、葺石は落石を防ぐために、しっかりとセメントで固めてあります。築造された当時にはセメントはなかったわけですから、集中豪雨に遭うと土が水を吸ってやわらかくなり、崩壊するのは目に見えていました。それでは、当時はどうやって石を固定していたのでしょう?
石積みの方法にしても崩れない積み方というものがあったと思いますし、全体をセメントで固定するのではなく、一部を当時の土木技術を再現して復元してもらえたら、嬉しいなと思いました。
後円墳の頂上に上がると、竪穴式石室が2つ見つかっています。1つは、内法が長さ6メートル、幅約1.3メートルで、床には粘土を貼り、その上に礫を撤き、壁は安山岩の偏平な割石を小口積みしています。資料館には詳しい説明があります。
ここから大鏡・鉄剣・鉄刀・刀子・勾玉・管玉が発見されたわけです。約1500年を経ても原型を保っているということは、石室内に浸透してきた雨水が排水できたのでしょうか?今城塚古墳では、古墳上に降った雨や石室内にたまった雨水を排水する石積みの排水溝が数10m間隔で放射状に造られていました。古墳によって築造時の工夫が見られますが、ここの場合、石積みの間に水抜きはなかったのでしょうか?
しかし、約1500年前のものを復元するわけですから、どこまで調査で明らかにすることができるか疑問でもあり、限られた調査での復元には難しいものがあるのかもしれませんね。でも樹木で覆われたままの古墳が多い中で、こうして当時の人と同じ視線で古柳井水道を見下ろせたことは貴重な体験になりました。
残念だったのは、ここの茶臼山古墳資料館に寄った日は、映像機器が壊れていてビデオを見ることができなかったことです。
古墳は生物多様性にとっては大切な場所です。
環境に負荷を与えない酸化マグネシウム系固化材「ジオベスト」は、土舗装固化材です。よって、いろんな場所で古墳などの遺跡の復元のお手伝いをしています。
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