生物多様性の破壊が最も問題となっているのが、熱帯雨林です。
暖かい地域ほど生物の種類が多く生息していますね。
現在、世界でわかっている生物だけでも熱帯雨林には地球上で見られる生物の半数の約80万種がいると考えられています。
そして、世界の森林面積の47%を熱帯雨林がしめています。
しかし、その熱帯雨林の破壊が、多くの生物種の絶滅につながっています。
実は、熱帯雨林の減少について楽しみながら学べるように工夫した施設が、東京・板橋区にあります。
平成6年9月にオープンした板橋区立熱帯環境植物館です。
ここは清掃工場の余熱を利用した省エネルギー型施設ということで、環境問題の側面からも注目していました。
ここの熱帯雨林は、東南アジアの熱帯雨林の再現です。
東南アジアは植物の種類が多く、果実がなる木が多いのが特徴ですね。
そして、単に植物を展示するだけでなく、熱帯の生態系の循環を学べるように工夫がされています。3つのフロアは、標高に見立てて、海中から高山まで高さに応じた熱帯林の生態系がわかる構成になっています。熱帯雨林の生態展示室ですね。
「海岸のマングローブや熱帯低地林、熱帯林の環境や人々の生活環境を展示する集落景観、熱帯の山地植生で、熱帯林の多様な植物群落を山登りするような感覚でご覧いただけます。」と、館内入口に案内が書かれておりました。
植物館としては狭いと思いますが、生物多様性が学べる植物館としてお奨めします。

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