7月2日は、半夏生。この日までに田植えを済ませ、この後は田植えをしないという習慣があります。そして、関西では昔から豊作を祈り、タコの足のように地面に根付くことを願って、タコを食べてきた習慣があり、今ではタコに関連した食品の便乗セールが行われたりしています。
実は、世界遺産の天龍寺に行ってきました。天龍寺の庭には半夏生が生い茂っていました。この白くなっているのは、葉であり、花ではありません。半夏生は絶滅危惧種に指定されている県も多く、水辺環境の変化に伴って自生地が減り続けている貴重な植物です。
天龍寺に寄って来たのは、この半夏生を見るためではなく、庭を見るためです。
天龍寺庭園は、鎌倉末期の高僧、夢窓疎石の作庭といわれていますが、先人の造作技術に関しての知恵を見たかったというのが理由です。細やかな気配りの一つ一つに現在にも活かせる発見が必ずあると思ったからです。
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