下の写真は数ヶ月前に加西市の田んぼで撮影した「レンゲ」です。
ゲンゲとも呼ぶそうですが、春になると水田では必ずといっていいほど生えていました。
レンゲが水田になぜ生えているのかというと、空気中の窒素を蓄えて、田んぼの緑肥としていたためです。
よって、稲作には欠かせない肥料だったわけです。
このレンゲが見られるのは、田植え前の一瞬でしかありません。鋤きこみが終わると、レンゲは見られなくなります。水田に鋤きこまれたレンゲ中の窒素は、その約30%が一週間で土壌中に放出されるそうです。
レンゲは稲作だけではなく、土壌生物を豊かにしてくれます。幼い頃、首飾りを作った思い出を後世にも伝えていきたいですね。
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