2013年12月21日、阪急京都線に西山天王山駅が開業しました。このことによって、サントリービール京都工場まで歩いて10分ほどの距離になりました。
このサントリービール京都工場では、工場見学や試飲が楽しめます。実は、広島にもサントリー宮島工場とバードサンクチュアリがあり、野鳥の観察が出来たのが懐かしく思いだされます。
しかし、今はメガソーラーになっているのでちょっと悲しいですね。

サントリービール京都工場には、正門を入ると、下の写真で見ていただくとわかりますが、整備された竹林を見ることができます。
実は正面からではわからないのですが、サントリービール工場の裏手へ回ってみると、「境野1号墳と明智光秀本陣跡と書かれた看板を見つけることができ、この場所が古墳の一部だということがわかります。
ビール工場が広いので古墳が敷地内にあっても不思議はないのですが、サントリー宮島工場のバードサンクチュアリを知っているだけに自然との共生を標榜されているサントリーさんらしくて違和感を感じませんでした。
この境野1号墳ですが、明智光秀が山崎の合戦で本陣を置き、指揮をとったとされる場所とされています。
古墳は小高い丘なので、本陣を置くのにちょうど良かったと考えられていましたが、現在では、本陣はこの場所ではなく、近くの恵解山古墳とする説が有力となっています。
長岡京市埋蔵文化財センターの発掘調査で、恵解山古墳から当時の土器片とともに火縄銃の弾や恵解山古墳に陣を置いた際に整形した曲輪の跡や堀跡が確認されているからです。
恵解山古墳に墳丘を登ると、刀剣などの武器埋納施設の下の説明写真も見ることができます。
この恵解山古墳は、2014年10月に、史跡公園として整備され、下の写真のように緑に覆われた古墳として復元され、自然との共生が図られております。
「歴史とみどり 人が集う恵解山」というのが復元の整備方針としてあったようで、緑の景観を重視して、既存のクスノキを保全し、 竹林は管理の一環として子どもたちのタケノコ掘りがしやすい 保存整備で、地域の歴史学習やイベントのフィールドと しても活用できる古墳公園となっています。
古墳は生物多様性にとっては大切な場所です。環境に負荷を与えない酸化マグネシウム系固化材「ジオベスト」は、いろんな場所で古墳の復元のお手伝いをしています。
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